生存戦略やりません

ラーメンをたらふく食べて早く死ぬ

目には目を、知恵が足りなきゃ筋肉だ

みなさんこんにちは、早いことで研修医1年目ももう終わりです。

 

自分で選択した研修先ではありますが、中々ヘビーで腹立たしい…いえ、楽しい1年を過ごすことができました。

野次馬的興味もありましたが、一応根拠もあって病院を選んでいます。

 

1. 県内では(某ハゲのせいもあり)総合診療がたぶん1番強い

2. 社会的弱者を自ら進んで受け入れるため、精神疾患の内科的管理のはけ口にされている

3. 選択すれば精神科単科病院での研修ができる

 

個人的には…

・精神科を専門にしてやっていけそうか、適性はあるのかのみきわめ

・弱者への社会的救済措置をかなり学べる

・3年目は強制的に過疎地で総合診療をやる羽目になるので、1年目で近しいことを練習しておきたい

このあたりが選択理由です。

 

後になって内部事情を見てみると、

・若手を集めるために流行りに乗っかって総合診療に強い病院を謳ってみた(安易)

リエゾンができる精神科常勤医は1人しかおらず、精神科病床も存在しない

といったお粗末な状況ではありましたが…

 

「戦力が少ない中でどう動くか」という点では参考になる部分も多かったです。

研修体制も手厚いので、初期研修先としては存外悪くもないのかも(ここで言ってもしょうがないのだが)。

 

1年やってみた感想としては…

知性が極端に低い層(intelligenceがpoor略してインプアと呼称しています)の相手は想像以上に消耗するということです。

これが精神科という、最初から知性をあまり期待しない場所ならまた違うかもしれませんが。

 

医療行為の意味を正しく理解できない層にまで平等に医療を提供しなければならない、国民皆保険制度の闇を凝縮したような場所でした。

(生活保護、労災補償、無料定額診療対象者などは医療費無料のためやたら入院したがります。生活に困窮しすぎて刑務所に入るためにわざと犯罪行為に及ぶのと同じ構図です。)

 

ただ、共○党の施設にしては、口だけの綺麗事だけで終わらずに、職員が身を削りながら実働で頑張ってるんだなーという印象。

(医療費を圧迫してまで無差別に人を救うことが果たして良いことなのか、という問題はあれど)

 

2年目のリピはないです。(ここで口コミは終わっている)

 

69歳研修医(国内最高齢)の誕生により、エクゾディア5つ目のピースが揃う、等々まだまだ話題は尽きません。

えと、若手医師が足りないのに最初からクライマックスみたいな人雇ってどうするんですかねー。

 

 

さて、そんなこんなで1年学んだインプアとの付き合い方の極意ですが

1. 話を聞くときは、時間の許す限り悩みの詳細まで。同程度まで知性を落とすと、感情に寄り添うことができる。

2. 1から不安の核を抽出し、心配がないということを念入りに伝える。医学的説明は、どうせ理解できないので最小限。

3. 以上の手順から信頼が得られた場合、内科的管理についてはかなり簡略化してわかりやすい指示を何度も繰り返し行う。

 

この辺りは、当たり前にやってる方も多いかもしれませんが…

1年目でやっかいな患者との付き合い方がわかるようになってきたというのは大きいですね。

 

ここで1つ問題があって、いくら口先で頑張ろうとも外見が若い女だとオッサンや爺婆から舐められてしまうということです。

このまま医者を続けるなら、早いうちに筋骨隆々の男にならなければいけません。

 

 

最近のスポーツ界ではトランスジェンダーが最強と聞きますし、可能ならば男→女に性転換したという設定で人生やり直してみたいものです。

弱者を盾にした強者ってのもいるから、世の中面白いですね。

旦那様はひ○ゆき⁉︎

旦那の威を借るポジショントークの話です。

無名な妻は、ちいかわです。

ハチワレに代弁してもらわないとラーメン屋のコールすらできないような。

そんな愛しささえ感じます。

 

私は「ヤサイ少なめニンニクアブラ」派

 

 

なんで急にこんな話をするかというと、今日が結婚1周年だからです。

時が経つのは早いもの。

1st Anniversary 御祝儀もどしどしお待ちしております。

(真面目な話、御祝儀もらっておきながら何の還元もないのは流石に申し訳ないので、食事会など計画中です。)

 

 

みりあも家族をネタにしたエッセー漫画で小遣い稼ぎやる〜〜〜!!

 

「旦那は法学部と医学部を卒業しており、来年度からは医師として勤務予定です」

「在学中は自ら率先して同じ試験を複数回受けるなどの積極性も見られました」

「完全栄養食としてのカロリーメイトを高く評価しており、自らの健康にも気を遣うことができます」

「卒業後は、男性ながら家庭に入るという先進的な家族スタイルを実現し、扶養控除により家計に大いなる貢献を果たしました」

「妻の口座で競馬をするなど、税金対策も抜かりなく、マネーリテラシーの高さも伺えます」

 

うーん、優秀すぎてあんまりネタになることがないや〜!つまんないからこれやめるね〜!

 

オチはありません。事実の陳列だけで稼いでこそ一人前なのです。

 

 

 

 

器用さの功罪

日々の所感を、感覚だけで終わらせずに言語化することの重要さを感じるこの頃です。

 

働き始めてから、テイスティングコメントをしたためずにワインボトルの写真だけを残すことが多くなりました。

 

「色調は淡いルビー、若々しくフレッシュ。始めはバラやチェリーなどの華やかな香りが目立つが、時間が経つにつれ甘草などスパイスの…」

 

みたいなやつです。(カルテで言うO)

側から見ると小恥ずかしいですし、食事中に口走れば、2chTwitterに登場する女さんから叩かれそうです。

 

趣味のワイン程度なら、五感で感じて記憶していれば十分と考えていましたが、あら不思議、数ヶ月前に飲んだものですらちっとも思い出せません。

日々の雑多な介護老人の情報で押し流される豊かな記憶たち、自分のキャパなんてこの程度かと悲しくもなります。

 

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さて、そういうことで久しぶりにブログでも書いてみる訳です。

とはいっても、ネタになりそうなのは個人情報や時事ネタしかなく、私は社会派でもないので、皆さんに有益な情報はお届けできません。

 

仕方がないので、1年間温めてきた人間観察の総まとめでもしたいと思います。

赤旗病院や精神科単科病院での思い出が主になります。

 

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〜犯罪者とは何か〜

定義としては、「触法行為を行った者で、刑事責任能力を有するもの」で終わりかとおもいますが(細かいことは専門書に譲る)

 

3つの側面があります。

1. 行為が法に抵触するか

2. 行為が有害であるか

3. 行為者を非難しうるか

法律の言葉では、構成要件に該当し、法益を害するものであり(違法性)、有責性がある場合、という風に言うそうですね。

 

つまりは、実際に行為をしていてもそれが犯罪に該当しなければよく、不可抗力であったり行為そのものがなければ犯罪者ではないということです。

 

一つ事例を挙げてみましょう。

例えば友人が、急に他人の車にドロップキックをしたり、飲酒をして公道を斜行した場合にどのような振る舞いをするか、です。

 

その友人は当然、犯罪者ですよね。素人でも分かります。

ある人はキックの瞬間、一目散にその場を立ち去りました。

またある人は斜行する車に同乗してしまいました。

 

あなたならどうするでしょう…?

 

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赤旗病院には、強姦事件で執行猶予のついた後、復帰した医師がいます(調べればわかります)

※事実として上がっていること以外はややぼかして記載します。

 

病院職員からは、「ここは更生施設じゃないんだぞ」の声が上がりました。

パーソナリティ障害だのサイコパスだの好き勝手に素人診断を下す医師もいました。

(実際に院内でも不和を起こしていたそうなので感情としては理解できる。)

 

しかし、実際に仕事を共にしてみての感想としては、「不器用」「中途半端に真面目」「要領が悪い」に尽きました。

 

・思い入れの強い患者の死に涙する人間的な一面もあり。

・ICで、まだ診断が確定しておらず上級医とのすり合わせも済んでいないのに、オペの合併症をフルコースで説明して、患者家族から揚げ足をとられたことあり。

 

事件当時、本番はせずに身体を触るのみに留まっているため実刑判決とはなっていません。

実際、その場にいた傍観者は無罪になっており、ワンタッチが命運を分けています。

 

判断能力やコミュニケーション能力に乏しい酩酊集団でなければ、重大犯罪にまで発展しなかった可能性も考えられます。

※あと、犯罪者のネームバリューもある。

(大学生のサークル飲み会お持ち帰りなど、日常に強姦は溢れているが、それは潜在化されているため)

 

そして、某氏はとにかく不器用な立ち回りをしてしまったのだと想像します。

そのため後遺症としてのフラストレーションも大きかったのでしょう。

(擁護はできませんが)

 

犯罪者が器用で、事態が進行してから明るみに出る場合は悲惨です。

反面、ペテン師や教祖に自分を差し出す人間は幸せを享受し救済されているという側面も往々にしてあり、境界が難しい。

(縮小したものがメンヘラとホイホイの関係なのかも)

 

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精神科病院では、毎日カルテパトロールを欠かさず行い、精神鑑定にも参加しました。

n数が稼げたので精神疾患に対する解像度もかなり上がったと思います。

 

激ヤバ患者シリーズは挙げるときりがないので割愛。

※個人情報はバレないように口頭で!

 

(以下独り言:

素人目にはアグレッシブで派手な急性期の病態が印象に残りがちだが、本質はそこではなく

植え付けられた病的観念の強固さが重症度に結びついていると感じた。

生育歴から見た精神病理の考え方は古めかしいがやはり臨床の現場でも重要。)

 

犯罪の花形は強姦や暴力など、いわゆる「悪いヤツ」によるものだが、薬物犯罪や放火などに代表される、弱者の犯罪が多くを占めている。

 

「救いてぇ」ではないが、仕事と知的好奇心が両立できるなら精神科医を一定期間やってみるのも悪くないなと思う。

身体科では、患者のわけわからん話を聞いても時間の無駄だが、精神科は話をすること自体が治療になるためなおよい。

 

いずれにせよ、精神病理の言葉で整理するスキルは弱者である自分の心を安定させるのにも役立つ。

 

ので、精神科マニアでは居続けようかと思いました。

 

ただ犯罪全般への所感を述べただけになってしまいましたが終わります。

赤旗病院はいいところなので、離れるのが悲しいです。

 

帯に短し襷に長し、首を吊るには丁度良い

 

※長い自分語りです。認知行動療法みたいなものなので、暇な人だけお付き合いください。

 

 

「人生は焦って変えようとしなくても勝手に進んでいくものだから流れに身を任せなさい。」

そう言う大人が周りには多かったように思います。

 

田舎育ちかつ頭の良いコミュニティにあまり属していなかったせいでしょう。

比較的優れたレールの上に乗ることを人生の終着点、至高の喜びと考えている人間がほとんどでした。

 

高学歴の生活保護とはよく言いますが、医師はそういったコミュニティから見て最上級の尊敬に値する成功者なのです。

田舎者に東工大の偏差値はわからずとも医師の年収はわかります。

医師免許を取ってから研修医が急にチヤホヤされ始める現象もそれによるものでしょう。

 

その思想を吹き込まれ続け育ったため、私の思考停止部分、常識の部分は染められてしまいました。井の中の蛙にもなりました。

どこか違和感を抱きつつもそれが何なのか言語化はできず、ただ直感的に従ってはいけないとは思っていたのが幼い頃の私です。

周りとは違うことをした方が効率よく事が運ぶことが多い、と経験的に学びました。

 

結果、大人になっても逆張りの習性だけが残ってしまいました・・・。脳味噌が足りない逆張り人間ってとても生きづらいです。

 

あ、「人生は自分で変えられるんだ!」と自己啓発まがいなことを言いたいわけではありません。

 

 

 

本題に移ります。

 

この春、様々な転機を迎えました。

親のご機嫌取りに疲弊し、市役所巡りに疲弊しました。

5年以上会っていない親戚から結婚祝いを渡された時には全身の毛穴が開きました。

(※私の兄弟が2人、従兄弟は3人ずつのためお金のやりとりをすると親戚側が1人分得をする。だから頻繁にお祝いを送り合う。お返しをすぐにしないとキレられる。)

 

役所での手続きがグダグダで医籍登録ができず詰みそうになったり・・・。

改姓の手続きの手間を省くためにタイミングを春休みに設定したのに、むしろ作業を煩雑にして何がしたいのか。

ADHDに社会は厳しいです。

 

肌荒れでやる気が2段階落ちました。

日常の変わり映えしない生活を送りたいだけなのになあ。

プラチナの結婚指輪はいらないのでウマ娘のチャンピオンズミーティングでプラチナの称号を取りたいです。

 

戸籍上で第三者へ効力を持たせるものといえど、たかが個人間の契約であるところの結婚にどうして平穏な日々を邪魔されなければならないのか。

 

この煩わしさも含めて幸せだと表現する人もいるようですが、プライベートに有象無象が次々と入り込んでくるこの感覚はもう一生味わいたくないです。

 

親族を交えた結婚式なんてしようものなら今度こそ精神病になってしまいそうなので、いつも通りオッシャーでもしませんか。

 

他人が同じ空間にいるだけで疲弊する。カフェ勉強が絶対に成立しない。

社会不適合者の権化のような私がどうして結婚ダービーで最速スタート、スキル「コンセントレーション」を発動してしまったのか。

何が起こるかわからないものです。どうしてこうなっちゃったのか自分でもわかりません。

 

「周りが遊んでくれるうちはいいが、結婚して家庭のことで忙しくなると孤独が深まる。」

「若いうちはエネルギーがあるから内向的な趣味を楽しめ、独りでも心身を保てるが、歳をとると厳しい。」

 

決まり文句を言われる度に、結婚願望はないと一蹴してきました。結果的に、助言に従ったような形になってしまって悔しいです。

満足げな親の顔を見るときにとても歯痒さを感じます。お父さん、お母さん。人間の本質は変わりません。ごめんなさい。

 

結局、経験的に良いといわれる方向に勝手に進んでいくものなのかもしれません。経験則をうまく使えばスマートに、固執すれば老害になるのでしょう。

 

ある程度貯蓄をしたら、南国のク○スト石引みたいな場所を見つけて慎ましやかに暮らしたいです。鉛色の空はもう飽きました。

 

以上をもって花嫁のスピーチにかえさせて頂きます。

さようなら〜